MDクロスオーバー公開用PDFファイルの作成方法(Adobe Illustrator CC編)
2017/04/10
MDクロスオーバーで公開されるPDFの作り方のAdobe Illustrator CC編です。バージョンはCS4以降で確認しております。サンプル画像はCC(2015)ですが、チェックポイントはCSとかでも変わりません。
※これはMDクロスオーバーでの公開ファイルの作り方です。印刷物の入稿データの保存方法ではありませんのでご注意。
1. アートボードのサイズを確認

▲新規ドキュメントに作成する場合は、仕上がりサイズをアートボードサイズに設定後、裁ち落とし(塗り足し)設定は上記のように4方向とも「0」に設定します。
既存ファイルの場合は、アートボードツールを選択後、上のコントロールバーのW値、H値を仕上がりサイズに設定。裁ち落とし設定が入っている場合、上のコマンドメニューのファイル/ドキュメント設定…から裁ち落とし設定を変更できます。

▲PDF保存した場合、アートボード外のオブジェクト(塗りたしやトンボ等)は無視されます。レイアウトの断裁位置にアートボードの四隅が来るようにしておく必要があります。(画像参照)
ページが複数ある場合は必要な数のアートボードを用意する必要があります。(新規ドキュメントで作成する場合アートボードの数を入力します。既存ドキュメ ントにアートボードの数を追加したい場合はアートボードオプションの項目に方法が書いてあります)これはAdobe Acrobat Proでファイル/作成/「ファイルを単一のPDFに結合…」を使った場合だと、設定した権限パスワードが(一旦)無効化されてしまうためです。
2. フォントはアウトライン化より埋め込みで
フォントを「埋め込み」にするとURLの文字列は自動的にリンクになります。拡大縮小の表示速度も良さそうですので、ぜひ「埋め込み」で作成してください。以下で説明するプリセットはデフォルトで100%埋め込みになっております。埋め込みできているかの確認は「PDFに埋め込まれたフォントの確認方法(Adobe Acrobat Pro編)」をお読みください。
3. 別名で保存…でAdobe PDF形式の設定をする
PDF形式で保存を選ぶとファイルの細かい設定画面になります。

▲ここでAdobe PDF プリセットは[最小ファイルサイズ]を選択します。これをベースにカスタムしていきます。

▲左から「圧縮」を選択し、カラー画像、グレースケール画像をそれぞれ「200ppi」に設定。

▲左から「出力」を選択し、カラー変換を「変換しない」を選択。すると出力先とプロファイルの埋め込みが画像のように変わります。

▲左の「詳細設定」はデフォルトのまま手を加える必要はありません。埋め込み可能なフォントを使っている場合は、「100%」のままならばフォントデータ ごと埋め込まれますので、読み手の環境を気にする必要はありません。埋め込み不可のフォントを使ってしまっている場合は該当部分だけアウトライン化をかけ ておいてください。
PDF作成はよく広告の入稿データにありがちなすべてアウトライン化されたファイルでも良いのですが、特にURLなどはフォントのまま埋め込みだと自動的にリンクになるので有利です。URLをアウトライン化した場合は、リンクさせるには別の処理が必要になります。

ちなみに:PDFのプリセットを用意しておくと便利
▲セキュリティ項目の設定を入力する前にMDクロスオーバーのプリセットとして名前をつけて保存しておくと、以降はパスワードを設定するだけで保存できます。
MDクロスオーバー用のPDFのプリセットはコレです。(MAC用ZIPファイル)
▲ この項目「3」での設定内容を記録したプリセットです。保存先が分かる方は解凍後お使いください。OSのバージョンによって保存場所が違う恐れがあるの で、ここでは保存場所は書きませんがApplication Support/Adobe/Adobe PDF/Settings内です。
4. セキュリティ設定でパスワードを設定して保存

▲左から「セキュリティ」を選択し、「セキュリティと権限の設定変更にパスワードを要求」にチェックを入れる。
任意のパスワードを入力します。これは他者にIllustrator等を使って素材を抜き出されないようにするための重要なものです。下のAcrobat 権限は画像のように。

▲PDFを保存を押すと画像のようにもう一度パスワードを入力するよう求められますので、再度入力してください。(パスワードは当方の管理で必要になりますので控えておいてください)

▲パスワードを入力し、OKボタンを押すと画像のような警告が出ますが、ここは無視してOKボタンを押してください。
これでIllustratorを使ってのMDクロスオーバー公開用のPDFファイルが作成されました。
